ケルト十字で人間関係の問題を占う手順【タロット占いのやり方】


こんにちは!ひかり(@hiina_blog)です。
今回はタロットカード占いを勉強している方へ向けて、タロットカードのケルト十字というスプレッドによる人間関係の問題の占い方を解説していきます。
スプレッドとは、タロットカードの並べ方のことで、ケルト十字というスプレッドは鑑定でよく使うものになりますので、今回の記事を参考にタロットカード占いの勉強を進めていただけると嬉しく思います。
- ケルト十字がどんなスプレッドなのか
- タロットカードのシャッフルのやり方
- ケルト十字の展開のやり方
- ケルト十字で人間関係を占う方法
- タロット占いのやり方を知りたい人
- ケルト十字を使ったタロット占いのやり方を知りたい人
- 人間関係の占い方を知りたい人
ケルト十字は詳しく結果を出せるスプレッド

タロットカードのスプレッドであるケルト十字は、どのタロットカード解説書にも必ず載っているような有名なスプレッドです。
ケルト十字はカードの枚数が10枚と比較的多く、その分詳しく鑑定結果を導き出すことができます。
時系列のカードから、気持ちを表すカード、立場を表すカードなど物事を多角的に読み取っていくことができるスプレッドです。
ケルト十字による占いのやり方は、占い師さんによって違いがありますので、これからタロットカード占いを始める方も、自分自身の占い方を決めておく必要があります。
ケルト十字では質問者の潜在意識、顕在意識を読み取るカードがありますが、私はそのカードを相手の気持ちとして読み取ることがあります。
このようにケルト十字の占い方を自分なりに確立させる必要があり、自分に合った占い方を使い続けるのが大切です。
今回は私がケルト十字で占う時に使っている方法をまとめますので、参考にしてみてくださいね。
ケルト十字で人間関係の問題を占う方法

それでは、ケルト十字を使って人間関係の問題を占う方法を解説していきます。
まずは他のスプレッドと同じように、カードをシャッフルしていきます。
シャッフルの方法は以下の通りです。
タロットカードの絵柄を下にしてぐるぐるとカードを混ぜます。
ステップ1の反対回りです。質問内容を思い浮かべながら混ぜます。
トランプのようにカットします。
タロットカードのどちら側を上にしてリーディングするか決めます。
カードのシャッフルができたらカードを並べていきます。

まずカードの山の7枚目を①に置き、続けて②から⑥までのカードを並べます。
※②のカードは左側が天になります。
残りのカードの山の7枚目を⑦に置き、続けて⑩までカードを並べて展開していきます。
カードの天地が変わらないように、カードは横側から返すようにしてくださいね。
カードを展開したら、それぞれのカードを読み取っていきますが、大アルカナがあればそのカードを重点的に読んでいきます。
大アルカナがスプレッドの中に出てきたら、そのカードが重要な内容を示します。
それはどのスプレッドでも同様です。
ケルト十字を使った鑑定

それでは実際に、ケルト十字を使った鑑定をしていきます。
どのようにカードを読み取っていくのか参考にしてみてください。

①現状:ペンタクルの5(–)
②原因:ペンタクルの10(+)
③顕在意識(考えていること):世界(+)
④潜在意識(感じていること):ワンドの10(+)
⑤過去:カップのナイト(–)
⑥近未来:カップの4(–)
⑦立場:カップの10(+)
⑧周囲の状況:ワンドのA(+)
⑨願望:愚者(+)
⑩最終結果:太陽(–)
今回は、顕在意識と潜在意識は質問者の気持ちとして読み取ることにします。
まず、展開したカードの中から重要な意味を持つ大アルカナを探しましょう。
今回展開したカードで大アルカナが出ているのは、顕在意識、質問者の願望、最終結果の3ヶ所です。
この3点を重要なカードとして、全体を読み取っていきます。
それでは順番にリーディングをしていきます。
現状のカードはペンタクルの5逆位置。
ペンタクルの5は正位置だと困窮を示しますが、今回は逆位置なので救いの手が差し伸べられるという意味を持ちます。
友達とケンカをしてから気まずい雰囲気が続いているものの、現状の運気としては悪い状況ではないということになります。
ケンカをしてからしばらく経ち、状況は落ち着いているというように捉えられますね。
ここで原因のカードを見ていきましょう。
ペンタクルの10が正位置で出ています。
原因のカードで今回のようにポジティブなカードが出た場合、現状の支えとなっている物事という意味で原因のカードを読み取ります。
よって、現在の運気がよくなっている支えになっている物事を、ペンタクルの10が示しているということになります。
ペンタクルの10は、正位置だと物事を受け継いでいくことを意味するので、現状の運気の支えとなっているのは、ケンカをした後に、しばらく現状維持を保ってきたことにあると言えます。
続いて質問者の考えていること。出たカードは世界の正位置です。
世界の正位置は、完成を意味するので、今回の場合は「やれることはやりきった」と質問者は考えているということになります。
また、世界は大アルカナであることから、この「やれることはやりきった」という考えが重要であることを示します。
続いて、質問者の感じていることのカードはワンドの10正位置です。
4番の潜在意識の位置のカードは、3番のカードよりも深い意識を見ることのできるものになります。
ワンドの10正位置は重圧を示すカードであることから、友達とケンカをして気まずい状況になっていることに強いストレスを感じているということになります。
過去はカップのナイト逆位置。
カップのナイトは、正位置だと理想を達成するという意味を持ちますが、今回は逆位置なので「自分にとって大切なものを失う」ということを示し、失ったことによって悲しみを感じるということも表します。
今回の友達との喧嘩が過去に起きたことを示していますね。
近未来にはカップの4逆位置。
カップの4の逆位置は、不満な状況を解決するという意味を持ちます。
近未来として1ヶ月ほど先に、今よりも明るい気持ちになっている予想ができます。
質問者の立場を示す位置には、カップの10正位置が出ています。
カップの10正位置は、平穏な幸せを意味します。
友達との気まずい状況はあるものの、質問者はその友達との関係性以外の面では恵まれた環境に身を置いているということが分かります。
続いて、周囲の状況のカードにワンドのA正位置が出ています。
周囲の状況は、今回の質問内容の場合「相手の状況」としてリーディングしていきます。
ワンドのA正位置は新しい挑戦を意味します。
前向きな印象のあるカードですが、今回の場合、友達はこの問題を深く捉えておらず、自分のやりたいことに集中している状態とも捉えられます。
質問者の願望では愚者の正位置が出ています。
愚者の正位置は自由で前向きな印象のカードなので、質問者は今の悩みから解き放たれ、楽しく毎日を過ごしたいという願望を持っているということが分かります。
愚者も大アルカナなので、この願望が質問者にとって重要であることを示しています。
そして最終結果は太陽の逆位置。
太陽のカードは、正位置だと明るい喜びを感じることのできる状況を意味しますが、逆位置だと暗い印象になります。
今回の「友達と以前のように仲良くできますか?」という質問に対する答えとしては、努力した分に見合った結果を見出せないということで、仲直りができたとしても納得できる形にはならないということになります。
全体を通してみると、友達が今回の問題を深く捉えていないことで、最終結果太陽の逆位置「納得できる状況にならない」とつながっていると解釈できます。
そして、大アルカナの出ている部分を読み解くと「 やれることはやりきった」という気持ちの側面と、しがらみから解き放たれたい願望、最終結果では納得できない様子が出ていることから、質問者は
「やれることはやりきったのに、理想とする状況にならず納得ができない」
という意味合いが出てきます。
友達の状況と比較してみても、質問者の努力に反した結果になってしまうため、今回の喧嘩からの仲直りが質問者にとって必要なことなのかという考えに至ります。
私なら、このカードが出ているとすれば、追加でアドバイスカードを引いた上で、仲直りをする必要があるのかと質問者に問いかけると思います。
以上でケルト十字法を使用して人間関係の問題を占う方法の鑑定サンプルは終了です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ケルト十字というスプレッドを使って人間関係の問題を占う方法、タロット占いのやり方について紹介させていただきました。
ケルト十字法は、占い師さんそれぞれに解釈の違いがありますので、これから占いを始める方も、自分自身の読み取り方を確立させるようにしましょう。
今回のタロット占いのやり方も参考にしてくださると嬉しいです。
それではまた次回、お会いしましょう!
今回使用したカード
【スミスウェイトタロット・センテニアルエディション】
ライダーウエイト版タロットの画像は、U.S. Games Systems, Inc, Stamford, CT 06902 USAの許可を得て使用しています。ライダーウエイト版タロットカードはGames Systems, Inc.の登録商標です。Games Systems, Inc.が全ての権利を保有しています。


当サイトおすすめのアイテム


コメント